ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

とある轟音の中で

2023/10/23

気合いを入れて、6:30という早朝に起床しました。普段の私の生息時間を考えれば、このくらいの時間はむしろ深夜である可能性もあります。昨夜は早めに眠れたので辛さはありませんが、とにかく朝、実に馴染みません。バンドマンに朝などない。

そんな本日は朝から、実家の農作業を手伝いに出かけていました。

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実に長閑な空気の中、よくわからない農作業マシーンたちが轟音を響かせていました。手伝いと言っても大してやる事はなく、モノを運ぶのがメインです。30キロくらいの袋たちを、人間の筋肉と関節の構造をうまいこと駆使して、えっさほいさと運んでいました。空は快晴、空気は秋澄み、近所の学校からはたまにチャイムが聞こえてきて、とても清々しい気持ちになりますが、やはりよくわからない農作業マシーンたちは轟音を響かせていました。

私の実家は農家なので、ちょくちょく手伝いには駆り出されます。言うて機械化されているので、皆さんが想像するような作業はないです。その上私は家では下っ端なので、大した作業はしませんしできませんが、それでも青空の下、土や草の匂いを嗅ぎながら軍手を汚すのは悪くないです。ひとつ歌でも歌いたい気持ちになります。

今日は何百キロという米をトラックにつみこみました。当たり前ですがこれは全部米です。炊けば食えるアレです。そんな食物がこんな量、目の前にあるってのは、中々ない状況です。この米は協会に引き取られ、いずれ誰かの腹を満たすでしょう。そう思うと少し、誇らしい気持ちになります。まぁ、私はだいたい、何もしてないのですがね。