ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

裏・変わらぬ思い

2023/12/8

外が寒く、そしてお布団が暖かくなってきました、そんな季節です。昨夜の練習から今朝も仕事で大層疲れ、終わった後、少しのつもりがたっぷりと寝てしまいました。それもこれも、すべてお布団が暖かいせいです。温もりを求めるのは生物の本能なのです。

もう少し要領良く生きたいとは常に願っています。余計に眠らず、何か作業や練習や遊びをしたいですし、油断をしていると食物を摂りすぎるのも辞めたいですし、こう見えて猫背だって直したいです。住まいは適度に散らかっているので改めたいです。ストイックに、音楽の練習や運動もしたいです。そう思いながらも、現実の私はいくつになっても、なぁなぁとまぁまぁで曖昧にぼかしながら生きております。布団の暖かさには負けております。犬だって躾ければ芸を覚えるというのに。

多分、死ぬまでこうなんだろうなとは思います。何だかんだ、簡単には増減しない体重のように、切り詰めても緩めても、今居る一定のライン前後で生き続けるのだろうと思います。どんな事をしてもあまり変化はないと、わかってはいるのですが、それでも何とか抗って今のラインなので、抗うのを辞めてしまえば下がる事になってしまうでしょう。下がり続けるエスカレーターを登っているような感覚、難儀なモノです。

こういう思いも、こういうブログも何回目なのでしょうかね。そして、「こういうブログも何回目か」と書くことすら、何回目になるのでしょうかね。まぁ結局、そう簡単に人は変わらんのです。「変わらぬ思い」って書くと良い印象がありますが、その実はこんなもんです。下り続けるエスカレーターの、いつまでも似たような箇所にいたまま、経年劣化だけしていくのです。何せ、エスカレーターの速度はどんどん上がっていきますし、明日もどうせお布団は暖かいのです。せめて、登り続けて鍛えられた足腰だけは、誇れるものにしたいもんです。