ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

アイマイニューギア

2024/1/29

仕事終わりに家に戻ると、宅配ボックスの施錠を確認。先日注文しました、新しい機材が届いたようです。

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オーディオインターフェース、というヤツです。私の弾く振動を、パソコンという無機物に理解させる為の通訳みたいなヤツです。機械といえど、コミュニケーションはとても大事です。疎かにするとコイツらフリーズやエラーで機嫌を表してくるので大変です。

以前から使っていた機械でも過不足はないと思うのですが、たくさんの機種を使ってきたわけではないので、過不足が理解できていない可能性はきちんと考えていかねばなりません。何においてもそうですね。選ぶ事は大事。消去法はいつだって最終手段です。

で、繋いでみて、音を鳴らしていました。音が良い気がします。良い気がしますが、正味聴覚なんて体調やテンションによって変わるもんで、鳴り音だって湿度や温度なんかで変わるもんです。元の機械と聞き分けをしたわけではないので、油断は禁物です。ぶっちゃけて言えば1と0に変換された音を経由しているだけなので、原理だけを考えれば音の違いはないはずですが、この辺は私は無知なのでなんとも言えません。

まぁ、正直私は音楽やってる人間としては耳は悪い方で、「〜な気がする」以上の感想を装填する事ができません。みんなが音が良いと言うならそうなのでしょう。私はそれを信頼します。私はわからずとも、周りの人はわかるはずです。私はそれを信頼します。

色んな機材がありますが、大事なのは「私が満足する音源が作れるか」という点です。その上で、きちんとしたクオリティで、責任を持って皆さんに届けることができるか、というのもきちんと考えねばなりません。料理で言うならきちんと皮を剥いたり、アク抜きをしっかりするみたいなもんです。お金を払うのは皆さんですのでね。そのためには多少の金額はかかります。

もちろん、ガチのレコ屋さんに比べれば、私なんぞ相手になりません。腕前はもちろん、楽器からパソコンに入るまでにかかる金額が、文字通り桁違いであります。我々がどれだけ頑張っても、本職に喰らいつくのは無理があります。その辺はきちんと自覚しています。しかしすべてレコ屋さんにお願いしてしまえば我々は破産します。破産はしたくねぇです。マジで。

所詮我々は家庭料理です。プロのシェフには敵いやしません。しかし「美味しい料理を作る」という点において、私にも喰らいつける点はあります。そして私の料理を一番理解しているのは私なのでね。美味いもんつくりますよ。頑張ります。