ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

ズーズーシーク

2024/3/12

やけにヤバい夕立が降り頻る中、レコーディングの、その準備をしていました。

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レコーディングではなく、レコーディングの準備です。ちょっと録ってみて音の具合を確かめたり、色んな音を比べてみたり、弦の交換をしたりしていました。状況は良好、いつでも録れます、というタイミングでギターを置き、予定を明日へと見送りました。先延ばし癖、ここに極まれり、そう思われても不思議ではありません。

実際、結構大事なんですよ、準備。レコーディングに臨む時ってのは、結構な気合が必要になります。気合いを入れて臨んで、さぁいざ録るぞ、というタイミングでトラブルが挟まると、とても萎えます。折角の気合いが、青菜のように萎えてしまうのです。本番はもう何も考えず、本番だけに気合いを使うべきなんです。そのための準備なのです。

もちろん早く録るのに越した事はありませんし、今のペースはむしろ遅れているくらいですが、今日録るか、明日録るかくらいでは大した違いはありません。明後日になったとしても別にどうってことありません。来月ならばちょっと困りますが、それもちょっとくらいのもんです。そういう図々しさみたいなのは、ある意味で年の功なのかもしれません。世の中、図々しさも使いようなんです。それは決して手抜きではなく、むしろ注力する時のための脱力とも言えるでしょう。人は毎秒を全力で生きる事はできません。うまいことやって、図々しく楽しんで、狡猾に切り盛りしていきましょう。明日は録音、頑張ります。