ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

非日常費

2024/4/16

私の汗をふんだんに吸った衣類たちの洗濯をして、シンクを埋めた陶器たちを洗浄して、サボっていた運動をやって、記憶合金がゆっくりと元に戻るように、生活を戻していました。主催を絡めた非日常はこれにてお終い、また、日常へと還ることになります。

日常と、非日常の切り替えはとても大事です。近年は特に気をつけています。日常でやっている義務や習慣、節約や節制なんかを、非日常の中では解き放つ事にしています。締め切りやライブなんかが近づくと、どうしても、それどころじゃない場面が増えてきます。本番前に精神が参っては本末転倒、ゆえにすべてを解放するのです。

非日常の中では、日課の運動もしなくて良いです。練習も本番に向けたモノに。外食だって平気で使いますし、夜中に揚げ物だって食べてしまいます。もう我慢なんかしない、何をしてもいいから、とにかく本番のために動くべし。そういう規則にしています。

代わりに、本番が終わり、事後処理まで終わらせたら、また日常の始まりです。規律と節制、美徳と健康、精進と用心を、また思わなくてはなりません。この切り替えが大事です。大抵、キツめの日課なんかはこういうタイミングで剥がれたりするのです。今日よりまた日常、もちろん業務はありますが、締め切りの脅威はまだ先です。徐々に作業は進めつつ、より良く生きるために、また日々を生きていきます。