ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

(追記)2月3日ライブとは生きるという意

朝は8時半に起床。

たっぷりと、8時間ほど寝てました。

おかげさまで、いい感じの目覚め。

お湯とバナナを決める。

 

本日はライブである、前回のライブから1ヵ月以上たっている。大体普段は2週間も空かずにライブをしているので、実に久しぶりの感覚である。

かつ、年明けてから本日がライブ初めである。

かつ、 メンバー4人中2人がインフルエンザにかかったこともあり、 1月は全くと言っていいほど練習ができていない。

かつ、レコーディング明けのため、ライブで初めての新曲も複数やる。

かつ、インフルエンザ開けで、体力のレベルがものすごく下がっているのを感じる。

 

やばい。

不安要素で満ち、脳みそが溺れそうになる。

しかし、それでもやらねばならぬ。

少し、多めに朝食を食べる。

 

しかしそればかりにかまけてもいられないのが辛いところ。

少しだけ、動画も作る。

そろそろ決めな、もういい加減作るほうも飽きてきた、やばい。

 

 

ん、やばい、「やばい」って私はよく言うが、そんなにやばい事ってあまりないのではないか?

というか、「このままだとやばい事になる」のを見越して、「やばい」と言っている事が多い。今回もそうだ。

 

例えば今回、「ダメなライブをしてしまった」ならばそれが「やばい」のであって、「ダメなライブをするかもしれない」ことは、実はまだ「やばい」ではない。実際には完璧に準備をしても「やばい」事はあるわけで、不確定な「やばい」を予見して「やばい」と焦るという事は、実は不毛なのではないか。いや、不安要素を自認する事は悪いことではないはずだが。

 

ん、なんだ、自分でもよくわからなくなってきたので、ここで話題をおく。

 

閑話休題

今日はライブだ。わーい。

 

動画を少し作った後、不安要素を少しでも減らすため、再び布団に入り、30分ほど寝て起きる。

おそらく、昼、バンドで合流したあと飯を食うタイミングはないので、自宅で入れておく。

ライブの日なので炭水化物を多めに入れる。

そうするといいってネットで言ってた。

何でもかんでもネットネット、あー嫌だ。

 

13:00、家を出る。

地下鉄に乗って天神へ向かう。

まずはリハーサルスタジオへと向かう。さすがに1回ぐらい練習をしておかなければならない。

雨がぱらついてきたところで、メンバーと合流。サポートBa.お嬢とは、なんとあけましておめでとうである。今年もよろしくだぜ。

 1時間だけ、全体で演奏を合わせる。

1ヵ月ほど合わせてなかったが、思いのほか悪くは無い。しかしやはり、私の喉と体力が不安要素である。

 

片付け、車に乗り込む。

キューブリックへと向かう。

 

キューブリックに着、荷物を入れ、挨拶をすまし、リハーサルに待機する。

本日は知り合いが多くてうれしい。

適当に談笑しながらリハーサルを待つ。

 

リハーサル、PAマーシーさんの助言により、私のギターの音をより鋭利に仕上げる。

自分でもおっかなびっくり位のジャギりが出たが、全体にはマッチしてるらしい。派手なのは上等。これでいかせていただくことにする。

全体のつなぎと、新曲の音合わせをし、リハを終え、全体で顔合わせ、そして開場する。

 

本日の我々は一番目。

気持ちの入れ方が難しいが、リハーサルからそんなに時間が立たずに演奏できるのは、悪くない。

楽屋にて、全体の構成を確かめ、スタンバイする。

 

本番。

適度に噛んだMCでスタートする。

やはり、病のせいか体力筋力の衰えを感じる。

しかし、だからどうと言う話ではない。ただやるだけ、ただ弾くだけ、ただ喉を揺らすだけである。

新曲を挟みつつ6曲を絶唱する。

適度に間延びしたMCは改めねば。

新曲は不安であったが、なんとかかんとか、出すことはできた。

 

終わって、楽屋へ。

やはり体力、筋力は本調子ではない。

先々月までの「いつもの」は失われてしまった。それを強く感じる。

悔しい思いが、汗腺より滲み、精神的に嫌な臭気がたちこめる。

実に、悔しいのである。

 

しかしそれでも、久しぶりにライブをやった爽快感は、ある。これですよ、これこれ。

何か、別の、心臓が脈打つのを感じる。

やはり、人間は戦わなければならぬ。

負けて失うのも、戦いの醍醐味である。

 

失われたなら、また作ればいい。

そう思いながら、切り替え。

次の動作へ。移る。

 

キューブリックには、沢山の人がいた。

我々が呼んで来て頂いたのは、ごく僅かな数の人である。

それでも、「格好良かった」という声を、随所から聞かせていただく。

 

冥利に、尽きる。

十年バンドやっているが、賞賛の声は、一生飽きない自信がある。

 

バンドは進む。

今回、インコズにベースが加入してから初めて見たが、やはりベース打ち込み時代より、生のベースは説得力が段違いになるのを感じる。

ロックンロールですわ。

 

主催のバミューダも、燃え上がって終わる。

我々も、また、燃え上がらなければならぬ。

バミューダも、インコズも、一部は同い年である。負けてたまるか畜生め。

バミューダ、CD3枚出して、ワンマンもするらしい。

負けてたまるかい、ちくしょーめ。

 

興行が終わり、片付け、機材を車に積み、打ち上げへ向かう。

打ち上げでは、激辛手羽先を押し付け合う、実に醜い様相があらわれた。 

楽しい、楽しいけどね、私は食わんぞ。

 

打ち上げを終え帰宅。

メンバーはそのまま北九州へ、私は福岡の事務所へと帰宅し、とりあえずはブログを書く。

 

正味、ライブの日なんざ、思う事が多すぎて、全部書いていたら8000字インタビューでも収まらなくなるので、適当にかいつまんで、失礼。

 

だめだ、限界だ、もう眠る。