ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

脱力パワー

 

 

 

 

2021/8/31

 

脱力パワー

 

脱力を意識している。

演奏から歌唱、走行から格闘技、日常生活に至るまで、そのすべての究極の奥義が「脱力」という行動である。何にせよ人類の筋肉は、力を抜いた方が良い結果になる事が多い。

なのに何故、緊張したり焦燥したりするタイミングで力が入ってしまうのか。これは構造の欠陥なのではないか。生存の本能を考えれば、生命の危機のタイミングほど適切な力量を作り出して貰わねば困る。ライブ中なんかも興奮するとガッと喉に力が入っちまうんですよこれが。

これは日常生活においてもそうで、最近気がついたのですが、私は集中すると顔の後ろ、顎の根本辺りにクゥーっと力が入っている。状態の詳しくは知らないけれど、力を入れっぱなしになっている状況が良い訳がない。この文章を打ち込んでいる間にも、気がつけば力が入っている。これは良くない。

この癖がいつからかわからんのですが、全く意識した事はなかったので、多分一桁才の時からあったのだと思います。どれだけ無駄な熱量を消費していたのか、計り知れません。気づくのが遅すぎる。

たぶん気がついてないだけで、他にも沢山あるのだと思います。死ぬまで気が付かないヤツもあるかもしれません。こういう癖って厄介な事に、ほとんどの場合自分以外の人間に気付き用がないのです。気付かれるという事は既に外傷みたいになってる、という事かもしれません。

何にせよ気がついたので、上手いこと改善していけたらいいなと思います。顎の根本じゃなくて、私はもっと力を入れたい箇所があるのですよ、日常に。これで少しは楽になってくれれば良いのですがね。まぁやってみます。

脱力する、という事に力を入れていこう。なんか面白くて良いですな。ははは。