ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

EGノンフィクション

2024/1/17

小倉FUSEにて、私のソロ「EGノンフィクション」のライブでありました。とても楽しく、ライブをさせて頂きました。どうもありがとうございましたぜ。

 

ステージでソロでライブをするのは数年ぶり、小倉FUSEともあればマジで6年くらい経っています。ソロ、頑張っていた時期もありましたが、やはり色々大変なのです。ただでさえバンドと、バンドの事務をワンオペしている私に増やせる仕事ではありません。最近は自主録音もしてますので尚更です。過労に老化も重なってやんわりと避けてきました。

色々ありまして、今回はお受けしましたが、やはりやってみると楽しいもんです。楽器と歌と、ひとりで全音出しながら、それをお客さんに聞いて頂くのは、キレのある清廉さに満ちていて良いです。まぁ、私は色々と兵器を使う卑怯者なのですがね。

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頭から右手首、弦を通してエレアコから情念が射出され、ヒズミ、リバーブ、ループマシン、カオスパッドを通ってスピーカーより放射されます。ループマシンにはマイクも繋がっていて、より深い混沌を生み出せます。真ん中のゲームボーイみたいなのがカオスパッドで、DJ用の音をぐちゃぐちゃにするエフェクターです。これをアコギで足元に置いてる人は流石に見た事ないですね。結構、独創性のある構築だと思っています。独奏だけにね。面白いなぁ。

 

共演の皆さんの、弾き語りのライブを見ながら、すげぇなぁと思っていました。私は色々と小細工を用意していますが、それはやはり正面から向き合う覚悟がないからなのかもしれません。「歌とギターだけで私は最強だ」と、そう思えないからやっている、そういう側面もなくはないです。ワンピースの首領・クリークの話を思い出しますね。腹に括った一本の槍には到底敵いはしないもんです。

それでもね、私はこれらの武器を使いたいんです。強さよりも面白さ、上質な感動ではなく低俗な興奮、そういうのもまた、ひとつのカタチだと思っています。何よりこういう構築、システムを、私が思いついてしまったんですからタチが悪い。そうなったら使うしかないですよね、勿体無いんですもの。SDGsとかも流行ってますしね。関係はないですけど。

これからまたソロをやるかどうかはわかりません。「弾き語り」とか「ギタボのソロ」だからと言って、手を抜いたライブは絶対に許されません。冗談抜きで死あるのみです。しかし私の形態は比較的手が込んでいるので、いつもライブ前はヒィヒィ言いながら練習をしているのです。なかなか、難しいもんですな。

まぁ、縁があればやります、なくてもやるかもしれません。とりあえず未来の私に任せますので、今の私はもう知らんです。ただ、やはりやれば楽しさや充実感はあるので、ライブ前の大変さなんかは、未来に伝えず早めに忘れるようにはしておきます。

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