ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

ライブカンカク

2024/2/2

ふと気がつけば、最後にライブをしてから1ヶ月くらい経とうとしています。昨年はぼちぼちツアーもしていましたので、結構、間隔を空けずにライブを開催していました。こんなに空くのは久しぶりです。なんだか不安になってきます。

実は先々週くらい、スタジオ練習が一度潰えてしまったのもありまして、しばらくバンドで合わせていません。ギターやベースは部屋で弾いているものの、なんだか不安になってきます。きちんとライブができるのでしょうか。いや多分できるんですが、感覚が希薄になるのを感じます。

やはりライブは、あまり間隔を空けずにやるべきですね。詰めてやればやるほど、実感が整って、感覚が鋭くなり、ステージを踏み締める力が強くなります。バンドはツアーをやると上手くなる、と言われるのも多分そこですね。筋肉みたいなもんで、やればやるほど肥大していくのです。ほぼ毎日みたいなペースでライブしてる方々なんか凄いんでしょうな。我々もできるならばやりたいんですが、それにはかなりの人生を捧げなければなりません。

ライブを詰めれば詰めるほど、今度は日常が希薄になっていくので、その辺は考えものです。日常の中でしか生まれない曲がある、ってのもそうなんですが、まぁ大抵の問題はお金です。雪崩のようにライブをやって、すべてのライブで金が稼げりゃ良いのですが、ほどんどのバンドはそうでないので、必然、生身か未来が削られる事になります。削るってのは無くなるという事なので、やりすぎれば当然なくなります。削るっていうのはそういう事です。

幸いにして私はウシジマくん的状況には縁がなく、しかしそれは同時に金融に頼れない臆病者だという事でもあります。どっちが良いのか私にはわかりませんが、それを選んだのは他でも私です。選んだ方を責任をもって、正解に近づけていこうと思います。まぁ間違えてたらその時はその時、間違えちまった、って笑いながら消えるのみです。そんだけです。