ヒズミ回想

とあるバンドマンの、変哲も平坦もない日常。

ウンドーアンドゥー

2024/3/8

仕事を終えた後、部屋でひとり、運動をしていました。

運動、と言っても軽いもので、トレーニングと呼べるほどのものではありません。日々に割く数十分くらいでどのくらいの効果があるかは懐疑的ではありますが、それでも一応、それな。に継続してやっています。「何もしてない」とブログに書いた日でも、運動はしていたりします。この辺は「食事しました」とはわざわざ書かないみたいなもんで、まぁその程度の運動なんです。

この運動を、トレーニングまで進化させてしまうと、あまりの面倒さに耐えきれず筋繊維より先に精神が引き千切れるので、やりません。運動、やはり楽しくないです。身体の部位が鍛わったり、脳内物質が奔流するのはわかるのですが、本や映画のような文脈的な面白さは一切なく、私にはただの苦痛です。全く面白くないとは言いませんが、本や映画やゲームの方が面白いに決まっています。

それでも、日々の運動はした方が良いらしいので、やっています。30代も折り返しに行こうとする季節です。まだまだバンドをやるために、前線で音楽を張るために、抗っていかねばならんのです。やるならもう今ですね。そういう危機管理みたいな能力は、昔から結構高いつもりです。降参ではなく抗酸をせねばならんのです。

しょーもない動画なんかを肴にして、今日もなんとかやり切りました。やってさえしまえばやはり、汗と疲労と脳内物質で心地よく感じます。確実に衰えていく未来に向けて、少しでも蓄えができたのでしょうか。そうでなくても、「運動をやった」という達成感だけで、何とか日々を生きる活力は賄えそうです。大した量もしてないくせに、都合のいいもんだ。